クリニックブログ

2022.09.08更新

有症状のコロナ陽性者の自宅療養は症状軽快から24時間経過している場合に7日間で解除と変更されました。また無症状者は検査で陰性を確認すれば5日間で解除できるようになりました。

ですが

厚生労働省のホームページや先に紹介した、「新型コロナウイルス感染症の”いま”に関する11の知識」にもあるように感染者が他人に感染させてしまう期間は発症の2日前から発症後7〜10日間程度とされています。

国立感染症研究所は、有症状者の感染性を持つウイルスを排出するリスクは発症前後が最も高く、7日目で23.9%、8日目で16.0%、10日目で6.2%、14日目で0.6%と報告しています。ちなみに無症状者では検体採取から4~5日目には80%、6~7日目では12.5%、8日目では0%とのことです。(あくまで「BA・1」患者の場合)

以上からわかるように有症状者の場合8日目解除ではまだ感染力が残存しています。実際発症後1週間程度の抗原定性検査ではしっかり陽性反応が出ます。しっかり不織布マスクをしていれば社会的には問題がないということになるかもしれませんが、医学的には問題があると思います。喉や鼻を診察したり、密室で聴力検査を行う耳鼻咽喉科にとってみると、感染リスクを無視することはできません。受診の時期については療養解除後、数日余裕を持ってお願いしたいと存じます。症状によっては、療養直後の診察については発熱外来と同じ体制を取らないといけない場合もあることをご了承ください。ご理解のほどよろしくお願いします。

 

 

投稿者: しらいし耳鼻咽喉科クリニック

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