院長ブログ

2022.07.27更新

ひとりごとですので反論等々ご容赦ください。

先週末に濃厚接触者の自宅待機期間が5日間になり、抗原検査すれば3日で解除になるとニュースで見ました。この件は行政や医師会などから全く通達がなく、しかし保健所に聞いたらすでにニュースの通り運用しているとのことです。これは医療関係者にまず連絡があるべきなのではないかと思います。

内容ですが5日間の短縮はまあ良いとして、無症状の方への抗原検査は元々推奨されない(診断に向かない)のは医療者の中では周知のことなので、抗原キットが無駄になるだけなんじゃないでしょうか?大体この抗原検査は個人でやるのでしょうか?医療機関に抗原検査目的で受診されても対応はできないでしょう。

また発熱外来で抗原検査キットを渡して、受診前の患者さんに自分で検査してもらえと政治家が言っていましたが、誰がどのような人を対象に配るんでしょうか?手いっぱいの発熱外来をやっている医療機関にはそんな余裕はないと思います。また北九州市ではご自分で行った検査で陽性になっても、確認のため医療機関を受診して再検査をするようになっております。それなら自分で検査する意味があるのかな?一方で再検査を必要としない地域もあります。医療機関を受診して陽性結果の写真などで確認、診察して発生届を出してくれます。柔軟な対応を求めたいです。

抗原キットは1億8千万回分あるそうですが、すぐになくなりそうですね。抗原キットは不足気味で手に入れるのに苦労しておりますので精度の良いものであれば、無駄にしないで診断用に医療機関に回して欲しいです。

おそらくこの変更はお医者さんの意見は反映されてないのかと思います。早く社会に復帰させる、経済を回すことばかり重要視しているようにしか思えません。(まあ濃厚接触者とされた医療関係者も早く復帰できますけどね。)この変更でさらに感染者が増えないことを祈ります。

投稿者: しらいし耳鼻咽喉科クリニック

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